注文住宅を建てる上で気になるのはなんといっても価格ですよね!
ハウスメーカーなどで提示している価格は本体工事費用のみで、他の費用も足すと3割くらい高くなる」と聞いたことがある方も多いんじゃないでしょうか?
1 注文住宅価格の内訳
予算のうちの何割が土地代にかかるのか、
「いくら建物費にあてられるのか?」を考えて注文しなければ、
後で「なぜこんなに高くなるの?」と後悔することにもなりかねません。
注文住宅の費用の内訳としては、大きく本体工事費、付帯工事費、諸費用にわけられます。また、これらに付随して土地を取得する費用や住むために必要な家具や家電の費用もあります。
2 本体工事費
本体工事費とは基礎工事費用から壁や内装まで、家の建築そのものの費用です。
よく広告などで目にする価格は本体工事費を指している場合が多いので注意が必要です。
本体工事費は注文住宅価格の7~8割ほどを占めています。
つまり逆にいうと、提示している価格よりも2~3割は高くなるのです。
例えば提示価格が2000万円の家は、最終的には2400~2600万円ほどになります。
このトリックを知らなければ、後々「こんなに高いなんて!」ということになりかねません。
3 付帯工事費
付帯工事費とは建物本体以外の工事費を指します。
水道や電気をひっぱってくる工事の費用であったり、
建設予定地に他の建物がある場合は、それらの解体費用も入ってきたりします。
また外構工事費と呼ばれる塀や駐車場建設に必要な費用もこちらに含まれてきます。
さらに建設予定地が軟弱な地盤であった場合には、地盤改良を行う必要があり、
それらの工事費用も上乗せされることになります。
3 諸費用
諸費用とは本体工事費と付帯工事費以外で発生する費用です。
主に土地取得に関わる仲介手数料や各種申請費用、手数料などです。
これらは基本的には現金で用意しなければいけない費用で、場合には寄りますが、
2000万円のお家だと100万円以上はかかってくることになります。
本体工事費ばかりに目がいってしまいがちですが、
付帯工事費、諸費用といった追加の費用がかかってくることは理解していただけたでしょうか?
表示価格の2~3割も高くなることもあるのです。
これらに土地費用もかかることを併せて考えることで、
無理のない資金計画を立てられるかと思います!
全体像を描くことは、理想の家を建てることにつながります。
家は大きな買い物です。これらを踏まえてよりよいものにしていってください!